今日の献立はAIにお任せ?

こんにちは。山本睦月です。
今回はAI×食をテーマにいくつか事例をご紹介します。


ソムリエをするロボット

2017年11月22日
「SoftBank Robot Wolrd 2017」にて「Pepper App Challenge 2017 Autumn」が開催されました。
そこで最優秀賞を受賞したのが、チーム「IMJすまのべ!」の作品「SENSYソムリエforPepper」です。
「SENSYソムリエ」は、AIを利用してユーザーにお勧めのワインを教えてくれるサービスです。
ワインを飲んでみた感想を蓄積することで、ユーザーの好みに合ったワインを提案してくれます。

「SENSYソムリエforPepper」ではまず、3つのワインを試飲してもらいその感想を入力します。
そこからユーザーの舌の好みを分析し、ワインの価格帯と一緒に食べたい料理を言えば
最適なワインを提案してくれます。
このサービスを使えば、数多くある世の中のワインから一つずつ自分の好みに合うものを探す必要がなく「ワインに興味があるけど知識がなくて…」という人がお手軽に自分のお気に入りワインを見つけることができます。
「SENSYソムリエ」は現在アプリ版がリリース予定で、これがあればスーパーのお酒コーナーから自分のお気に入りのワインを見つけたり、今夜の夕食にあったワインを見つけることもできます。
個人的にはビールもレパートリーに加えていただきたいところです。

▼動画:PepperSENSYソムリエ動画

今日の献立もAIにお任せ?

IBMの「Watson」の機能の一つ「Chef Watson」を使えばオリジナルのレシピを作ることも可能です。
いくつかの使いたい食材や料理のイメージを伝えるだけで、オリジナリティーあふれる料理のレシピを提案してくれます。
こればあれば今夜の献立を考えなくても大丈夫です。
また、「レシピがあっても調理するスキルがない…」という方もいるかもしれません。
しかしご安心ください。
ロボット工学カンパニー「Moley Rotics」が現在開発中の人工知能を搭載した世界初のロボットキッチンを使えば、見ているだけで最高の料理を提供してくれます。

▼動画:The robotic chef – Moley Robotics

ロボットはまず、人間のシェフが調理する動きを3Dモーションキャプチャし
映像から必要な食材は調味料、カットの仕方や盛り付けなどを学習します。
しかも、動きをトレースするのはイギリスのNo.1シェフに選出された一流の料理人です。
これがあれば毎日高級料理店の味をご家庭で楽しむことができますね。
ロボットが後片付けまでやってくれるところがまたありがたいです。
気になるお値段は、販売見込み価格で約850万!
高いと思うのか安いと思うのかはあなた次第ですが、おふくろの味が実はロボットがつくったものなんて時代がやってくるのかもしれません。


参考記事