スマホでゲームしてたらオリンピック選手になれるかもな話
こんにちは。山本睦月です。
突然ですが、皆さんはスポーツの経験はありますか?
巷はオリンピックでにぎわっていますが、スポーツといえば毎日汗水流して努力する熱血的なものや、羽生選手のように優雅に氷の上をすべる華麗なスペシャリストなど抱くイメージは様々かと思います。
今回はスポーツの新ジャンル「e-sports」に関して書いていきます。
新しいスポーツの形
e-sportsは「Electronic Sports」の略で、電子機器を用いて行う娯楽、競技、スポーツ全般を指す言葉であり、コンピューターゲーム、ビデオゲームを使った対戦をスポーツ競技として捉える際の名称です。
野球やサッカーを取り組む人の中にプロが存在するように、テレビゲームをする人にもプロの方がいらっしゃいます。
日本では近年聞き始めた言葉ですが、海外では2000年代から徐々に浸透していったようです。
ゲームをプレイすることによって生計を立てるプロゲーマーの主な収入源は、大会に参加し上位入賞することで得られる賞金やスポンサーからの援助です。
ゲームの大会で優勝したくらいで生活できるの?と思われるかもしれませんが、最も賞金の高い「Dota2 The International」ではなんと驚きの優勝賞金10億円!です。
これで俄然興味をもった方もいるのではないでしょうか?
日本での認知度が低いプロゲーマーですが、海外では将来なりたい職業の上位に入っていたりe-sportsが盛んな地域であればサインを求められるそうです。
日本人のプロゲーマーでいえば梅原大吾さんが有名ですね。
後進的な日本でも少しずつですが動きがみられており、2018年2月には日本国内におけるe-sports産業の普及および発展を目指す新団体「一般社団法人日本eスポーツ連合」が設立されました。
中学生プロゲーマー誕生!
日本eスポーツ連合の主な活動としては、e-sportsの競技大会の普及やプロライセンスの発行がメインです。
皆さんも気になっているであろう、プロゲーマーの定義は以下になっています。
プロゲーマーの定義
- プロフェッショナルとしての自覚を持つこと。
- スポーツマンシップに則り、プレイすること。
- プレイ技術の向上に日々精進努力すること。
- 国内e-sportsの発展に寄与すること。
要は誰にでもチャンスがあります!
将来のライフプランに新たな選択肢が増えましたね。
また、プロライセンスには、
①「ジャパン・eスポーツ・プロライセンス」
②「ジャパン・eスポーツ・ジュニアライセンス」
の2つが用意されています。
①は15歳以上で義務教育課程を修了している人を、②は13歳以上15歳未満を対象としており、発行には以下の条件を満たす必要があります。
ライセンス発行対象者
以下、全てを満たす者を対象にライセンスを発行します。
- 前述のプロゲーマーの定義に誓約していること。
- 当連合公認大会において公認タイトルの競技で優秀な成績を収めること。
- 当連合の指定する講習を受けること。
ライセンスはゲームタイトルごとに発行され、スマホでゲームをしていればご存知の方も多いであろう「パズル&ドラゴンズ(通称パズドラ)」や「モンスターストライク(通称モンスト)」もあります。
特にパズドラでは、すでに2人のプロゲーマーが誕生しており、1人は中学生だそうです。
youtuberが徐々に浸透してきている中、プロゲーマーの存在も普通になる日が来るのかもしれませんね。
しかし、日本でプロゲーマーが普及するには法律面や社会的な地位でまだ課題があり、アジア圏でいうと中国や韓国が日本よりもかなり先を行っています。
また、平昌冬期オリンピック開会式2日前には五輪公認のe-sports大会も開かれ、IOC(国際オリンピック委員会)も競技化を前向きに検討中とのこと。
近い将来オリンピックの正式競技になるかもしれません。
また、コンシューマーゲーム以外にも日本の会社が開発しているARを使ったスポーツ「HADO」が話題を集めており、2017年12月には初の世界大会も開催されました。
私も昔は自称プロゲーマーだったので、新しいプロスポーツ選手としてプロゲーマーが浸透することを切に願います。