2045年に来たるシンギュラリティとエクスポネンシャルテクノロジー

こんにちは。TabiOです。
みなさん2045年は何の年かご存知でしょうか。

シンギュラリティが起こると言われている年です。
今後、シンギュラリティを意識した戦略が大事になると協会では考えており、今回はその概要を紹介します。


シンギュラリティとは

様々な定義がありますが、一般的に広く認知されているのは「人工知能が人間を超越するポイント」のことを指しています。
アメリカの未来学者レイ・カーツワイルが2005年の著書『The Singularity Is Near:When Humans Transcend Biology』で提唱したことがきっかけで広まりました。

未来学者レイ・カーツワイルはどんな人物か?

1948年にニューヨークでドイツからのユダヤ系移民の子として生まれました。
12歳でコンピューターと出会い、様々なプログラミングを学びました。

高校生のときには、コンピューターに作曲させた音楽をテレビ番組で披露するなど、若くして才能を発揮していました。
大学は、マサチューセッツ工科大学(MIT)に進学し、在学中の20歳で起業して以来、数々の発明をしています。

実は未来学者という肩書き以外にも、発明家、思想家、事業家など、様々な顔を持っており、12の名誉博士号、3人の米大統領から賞を贈られる等、輝かしい経歴の持ち主です。

そんな圧倒的な才能を発揮しているレイ・カーツワイル氏ですが、2005年に出版した『The Singularity Is Near:When Humans Transcend Biology』という本がきっかけで、シンギュラリティという言葉とともに世界的に有名になりました。

レイ・カーツワイル氏は特定の分野ではなく様々な分野のテクノロジーが発展し、シンギュラリティ実現につながると予測しています。
シンギュラリティの実現においてキーとなってくるテクノロジーについて、もう少し詳しく紹介していきます。

指数関数的に進化するテクノロジー

指数関数的に成長していくテクノロジーのことを「エクスポネンシャルテクノロジー」と呼んでいます。

多くの企業では、今までの傾向からみて来年はこれくらいの成長が見込めるだろうというように予測をしていくと思いますが、この考え方は線形的な成長の仕方です。(下図青線)

一方、下図の赤線は指数関数的に成長する場合の曲線で、リニア的な直線と交わるところで、社会構造が大きく変わると言われています。


タイトル:テクノロジーの進化と時間の関係図(筆者作成)

指数関数的にテクノロジーが成長していくとありますが、具体的にどのような技術が発展していくと見込まれているのでしょうか。
シンギュラリティ大学が定義しているエクスポネンシャルテクノロジーは28種類あります。
※シンギュラリティ大学とは、レイ・カーツワイル氏と起業家ピーター・ディアマンディス氏により米国・シリコンバレーで設立された教育機関

・ビッグデータ分析
・デジタル取引
・人工臓器
・携帯式分析機
・自動運転車
・遺伝子治療
・遺伝子編集動植物
・モジュール化
・再生可能エネルギー
・3Dプリンター
・4Dプリンター
・無人航空機
・サービスロボット
・知覚インターフェース
・センサー郡
・スマート繊維・素材
・バーチャルリアリティ(VR)
・拡張現実(AR)
・テレプレゼンス
・ナノ素材
・ナノ粒子
・感情コンピューティング
・ニューラルネットワーク
・量子コンピューター
・郡制御、群知能
・機械学習
・脳とコンピューター結合
・シェアリングエコノミー

それぞれの技術の詳細については別途記事にしようと思いますが、上記のような技術が指数関数的に発展していくと予測されています。
関係している事業や研究に取り組んでいる方は要チェックです。

個人的には、AI開発、データアナリストの仕事をしているため「ビッグデータ分析」「ニューラルネットワーク」「機械学習」「量子コンピューター」に関しては、目まぐるしく発展しているのを体感しています。

数年前まではニューラルネットワークを個人で作るにはかなりハードルが高かったのですが、最近ではニューラルネットワークを簡単に扱えるkerastensorflowchainer等のライブラリの充実によりエンジニアなら誰でも作ることができるようになりました。
AIは、数年後には誰でも使えるし、誰でも簡単に作れるようになっていくと個人的には予測しています。

レイ・カーツワイル氏が予測した未来

本を出版した2005年当時に年代ごとに普及するであろう未来を予想しています。

    2020年代

  • ナノテクノロジー革命が始まる
  • 2020年代後半では、VRは本当の現実と区別がつかないほど高品質になる
    2030年代

  • マインド・アップローディングは成功し、人間がソフトウェアベースになる
  • ナノマシンは脳内に直接挿入でき、脳細胞と相互に連携することができる
  • 脳内のナノマシンによりバーチャルリアリティが、外部機器を必要とせずに実現することが出来る
  • ナノテクノロジーは記憶や人格の基礎を変え、人々は自分の脳内の神経接続を自由に変更出来る
    2040年代

  • 人々は映画のマトリックスのような仮想現実で大半を過ごすようになる
  • フォグレット(人体をとりまくナノマシン群。人間の外見を自由に変化させる)が使用される

上記で紹介した内容はほんの一部ですが、様々なテクノロジーを駆使して新しい社会が形成される時代の狭間にいるのはとても幸運かもしれません。

まとめ

シンギュラリティが2045年に起こるかどうかはわかりませんが、そう遠くない未来、テクノロジーの発展により社会構造そのものが変わる瞬間が訪れます。

その瞬間に、順応し発展していくのか、それともついていけずに淘汰されてしまうのかは、今からの行動にかかっています。
未来を見据えたエクスポネンシャルテクノロジーに着目して、事業戦略を考えてみてはいかがでしょうか。

未来技術推進協会では、SDGsのような喫緊の社会課題の解決と、シンギュラリティが起こる未来の社会をイメージして中長期的な発展を目指すコミュニティを形成していきます。

以上、TabiOでした。

参考