ドバイが「未来都市」に変貌中?!

こんにちは。一護です。
今回は、中東の高級リゾート地であるドバイの取り組みをご紹介します。アラブ首長国連邦(UAE)の商都ドバイでSFの世界のようなプロジェクトが進行しています。
世界のスタートアップ企業からアイデアを募り、輸送、建設、医療など7つの分野で将来のビジョンを描き、ポスト石油時代の「未来都市」を他国に先駆けて実現しようとしているドバイから目が離せません。


空飛ぶタクシー

ドバイでは自動運転のドローンの導入を始めています。ドバイ政府は2030年までに個人の移動の25%を自動運転にするという目標を掲げており、空飛ぶタクシーはそれを実現する一つの手段です。自動運転車による渋滞緩和に加え、空飛ぶタクシーによるさらなる移動効率化を目指しています。ドバイは交通渋滞がひどいことでも知られており、自動運転による移動の効率化への関心が高いようですね。
個人の移動手段が全て自動運転になったら、渋滞や交通事故が解消されるだけでなく、CO2排出量の削減で環境対策にもなり、移動中にもテレワークが出来て仕事の生産性が上がったりと、いいこと尽くしですね。

ハイパーループ

ドバイが進める次世代交通システムは「空飛ぶタクシー」だけではありません。「ハイパーループ」と呼ばれる、列車が鉄のレールの上ではなく、真空にした鉄管の中を移動する仕組みを使った高速大量輸送プロジェクトにも取り組んでいます。
列車を磁気で浮上させ、空気抵抗のない真空状態で動かすため、時速約1,100キロメートルが出せると言われています。これは新幹線の約4倍スピードに相当します。

ドバイが描く未来

ドバイでは上記のような具体的なプロジェクトを進めると同時に、未来がどうなるかといったビジョンについても語っています。
「ドバイ・フューチャー・ファウンデーション(未来財団)」はムハンマド・ビン・ラーシド・アール・マクトゥーム首長(UAE副大統領も兼務)の指示で、2015年に設立された組織で、政府の主要機関のトップが理事会のメンバーとなっています。
未来財団のイニシアティブの一つである教育機関「ドバイ・フューチャー・アカデミー(DFA)」が取りまとめたレポートによると、ドバイのビジョンは「2020年、ハイパーループが初めて実用化」「2035年、電気自動車が市場の9割を占め、道路自体が(振動エネルギーを使って)電力を供給し始める」といった具合です。

「未来は可能性や数字の上に作られるのではない。ビジョンの明確さ、計画、行動、そして実行の上に作られるのだ」とムハンマド・ドバイ首長は語っています。
まさに国全体が未来技術の博物館であり、経済・社会・環境の三側面における持続可能な開発の先駆者なのではないでしょうか。

まとめ

ドバイ政府は2016年7月に立ち上げた未来プロジェクト支援プログラム「ドバイ・フューチャー・アクセラレーター(DFA)」において、世界中のスタートアップ企業から最先端のアイデアを募集し、ドバイで支援し技術の実用化を目指しています。
未来技術による持続可能社会のモデルケースとなるため、世界で最も革新的な企業と政府機関を結びつけるという内容で、プロトタイプをドバイに導入・設置することを前提としたプログラムです。
私たち未来技術推進協会も、産学官を結びつけることで日本から世界へイノベーションを発信していくべく、日々の活動に取り組んで行きます。


参考サイト