EMS-JPワークショップ

2018年12月12日(水)に、電子機器開発コンソーシアム「EMS-JP」の会合で行った『協会オリジナルボードゲームを用いたSDGsワークショップ』の開催レポートを送ります。

目次

  • SDGsボードゲームについて
  • EMS-JPとは
  • SDGs基礎知識のインプット
  • ボードゲームのデモプレイ
  • 懇親会

SDGsボードゲームについて

SDGs(Sustainable Development Goals)とは、世界的な課題を17の目標と169の課題にまとめたものであり、日本語では「持続可能な開発目標」となります。「誰一人取り残さない-No one will be left behind」を理念として、2015年に国連より提唱されました。
当協会がビジョンとして掲げている「テクノロジーで社会課題を解決する」を達成するため、SDGsを社会課題の指標とし、SDGs達成に向けて取り組んでおります。
SDGsの認知向上と実生活や企業活動との結びつきを目的として、本協会ではSDGsを体験できるボードゲームを作成しました。SDGsを具体的に知りたい方や、SDGs達成に向けた取り組みを考えている方をターゲットとして、より具体的な取り組みや活動方針をイメージできる仕様となっております。

EMS-JPとは

電子機器を中心とした企業によるコンソーシアムで、IT系案件の受発注の仲介を行ったり、営業会議等の会合を定期的に行っております。人と人とのつながりを大切にしており、密なコミュニケーションを取りながらWIN-WINの関係を築いておりました。

SDGs基礎知識のインプット

まずは協会員の山田より、SDGsの概要や17目標の紹介、誕生背景、また世界の達成ランキングから日本の取り組みについて説明しました。20名の方が参加されておりましたが、SDGsについて初めて聞いたという方ばかりだったため、基礎的な知識から丁寧に説明しました。SDGsの認知がまだまだ進んでいないことを感じる時間でもありました。

SDGsボードゲームの体験会

SDGsインプットの後、協会員の井上より、当協会のSDGsボードゲームの体験会を行いました。今回は時間がタイトだったため、ボードゲームを1卓のみに絞り、時間も30分に区切ってのデモプレイを行いました。
まずは、簡単なゲームルールを説明後、希望者を募ってのテストプレイを行いました。本ゲームでは、参加者は大企業や大学などの役割に分かれ、各々の特性を生かして様々なミッションに取り組み、SDGsの17目標の達成度を上げていきます。
ご参加頂いた4名のプレイヤーの方は、当初感覚的に進めていましたが、徐々にSDGsの達成度の高め方や戦略がわかっていき、より横の連携を意識してプレイするようになっていきました。現実のように自然災害や政権交代など、様々な事象も発生するため、その時々の状況に応じた判断が求められます。目標達成に向け、時には他プレイヤーと連携し、時にはリスクをとってチャレンジングなプレイをしている姿が見られました。
周りで見ていた方々も、最初はただのボードゲームとして見ていましたが、ゲームが進むにつれてより真剣に、プレイヤーと同様に考えながら見ているようでした。
今回は短時間でのデモプレイだったため、各目標値も高めることはできませんでしたが、大まかなイメージは摑んでいただけたようでした。終わり際には、ちゃんと最後までプレイしてみたいという声も聞かれ、非常に楽しんでプレイ頂けたように感じます。

デモゲーム後の説明

最後に、企業としてSDGsに取り組む重要性について説明しました。日々の事業一つ一つがSDGsに繋がっており、意識的にSDGsと繋げることで様々な価値が生まれることを話しました。また、いくつかの企業で取り組んでいる具体的な事例についても説明しました。
ここでは、参加者の方も特に真剣に聞いており、SDGsを自社の事業に取り入れることを考えている様子を伺うことができました。

懇親会

会合後は、参加者の皆様と近くのお店で懇親会に参加しました。今回のプレゼンを通し、SDGsに対する捉え方、これからの社会のあり方など、多くの方と幅広い意見交換し、また、交流を深めることができました。懇親会に参加して改めて感じたことは、EMS-JPの皆様のバイタリティの高さと仲の良さです。企業としてより、人として繋がることを大切にし、それが大きな力になっていると感じました。
また、自社でのSDGsの活かし方やSDGs研修の導入、さらには私たちの協会の活動の可能性についても話をしました。
最後になりますが、今回の機会を提供してくださったメタテクノの大和様、EMS-JP事務局長の岡様をはじめ、ご参加頂いた皆様に心より感謝致します。

【開催概要】
日程:12/12(水)17:00-21:00
参加者:約20名
会場:
〒211-0063
神奈川県川崎市中原区小杉町1丁目403番地
武蔵小杉STMビル8F

【お問い合わせ先】
一般社団法人 未来技術推進協会
E-mail:info@future-tech-association.org