10分で出来る!お手軽機械学習

こんにちは。山本睦月です。

気温が高くなると食欲がなくなりがちになりますよね。今日はそうめん明日はひやむぎ、なんてこともあったりなかったり。

ところで、皆さんはそうめんとひやむぎの違いはご存知ですか?
厳密にはそれぞれのルーツが違うらしいですが、現代では『太さ』が一番の違いだそうです。
意外と知らない「そうめん・ひやむぎ」の違い

そうめんとひやむぎのように分かりにくいものは世の中に多々ありますが、昨今の進化するAI(人工知能)にかかれば瞬時に判断出来る様になることでしょう。
さて、今回はAIをお手軽に体験できるサービスをご紹介します。


誰でも気軽に『AIメーカー』

『機械学習』や『AI』と聞くと難しそうなイメージはないでしょうか?
先日、とあるエンジニアの方がツイッターでこんなものを発表しました。

『AIメーカー』

※Twitterのアカウントはこちら

こちらはweb上で気軽にAIを体験できるサービスです。Twitterのアカウントを使用することで誰でも利用できます。
未来技術推進協会もTwitterをやっておりますので、よろしければフォローをお願いします。

使い方

『AIメーカー』はAIの画像認識により、アップロードした画像が登録したタグのどれに分類されるかを判定してくれます。

①タグの登録
まずはAIに覚えさせたいタグの登録をします。
アップロードした画像を分析し、ここで登録したタグのどれに近いかを判定してくれます。

②学習データの登録
AIが学習するための画像データを登録します。
このデータは画像の判定基準になり、最低10以上の画像データが必要です。
web上から自動的に画像を収集することも可能です。

③学習データから判定
学習したデータからアップロードした画像がどのタグに近いかを判定します。
タグのどれかを選び回答するというより、画像がどのタグに近いかをパーセントで表してくれます。
※例えばタグが『ネコ』と『イヌ』だった場合『ネコ:90% イヌ:10%』のように表示されます。
作成した学習データはシェアすることも可能です。

私も実際にスイカとメロンを見分けるAIを作成してみましたが、非常に精度が高く驚かされました。
実際のスイカやメロンの画像では比較的わかりやすいので、試しに私が作成したスイカの絵も判定してもらいました。

・『スイカ』

結果は…
『スイカ48% メロン52%』

どう見てもスイカの絵ですが僅差でメロンと出てしまいました。
学習データが少なかったのでしょうか?(冷静に見てみると絶妙な数値な気もしますが)
悔しいのでもう1枚やってみました。

・『スイカⅡ』

結果は…
『スイカ100% メロン0%』
やはりAIは非常に優秀でした。これはシンギュラリティの日も近そうですね。

まとめ

いかがだったでしょうか?
全てweb上で出来るので手軽にAIを体験できる今後の時代を見据えた非常に良いツールだと思います。

最近何かと注目を集めている機械学習を含むAIの分野は、今後飛躍的に伸びる技術である『エクスポネンシャルテクノロジー』に含まれ、社会をより良くしてくれる注目技術の一つです。

AIの精度を上げる学習データは画像データの用意とタグ付けが必要ですが、web上に無料公開することでその作業を利用者に手伝ってもらうことが可能となり、win-winの関係といえます。

『AIメーカー』の開発者の方は、Qiitaにて、「ディープラーニングの世界はハードルが高く感じられている分野だが、このAIメーカーで誰でも気軽に触れることにより、webの世界に面白い波が起こるのではないか」と書かれていました。

私たち未来技術推進協会も、社会に面白い波を起こすべく未来技術の推進を行っていきます。

参考