Stop nosy water~止まない鼻水はない~
こんにちは。山本睦月です。
私事ですが、最近重い病にかかってしまいまして執筆活動が危ぶまれております。
まさか自分が発症するとはつゆほども思っておらず、3月になり突然の出来事でした。
今回は、私が今後付き合っていくであろう深刻な病「花粉症」について書いていきます。
花粉症についておさらいしましょう
花粉症とは、スギなどの植物が出す花粉によって起こるアレルギー症状です。
アレルギー性鼻炎のうち、ダニやハウスダストなど一年中起こりえる「通年性アレルギー性鼻炎」に対し、花粉症は植物の花粉が飛ぶ時期に関連するため、「季節性アレルギー性鼻炎」とも呼ばれています。
2017年12月に発表された東京都の調査によれば、都内におけるスギ花粉症有病率はなんと驚きの48.8%!!
東京都の約半数の方が花粉症に悩まされているということです。
花粉症の主な症状は「くしゃみ・鼻水・鼻づまり」で、三大症状とも呼ばれます。
さらに、私も悩まされております目のかゆみ、涙、充血などの目に関する症状も伴うことが多いです。
今月に入り、何度も眼球を取り出して水洗いしたい衝動にかられました…
その他にも喉のかゆみや下痢、味覚障害などの粘膜・内臓の調子に関連した症状や、皮膚のかゆみ、頭痛、微熱、イライラなどを感じることもあります。
なぜ花粉症の症状が起きるの?
私たちの体は、体内へ異物が侵入するとそれを体外へ排出しようとくしゃみや涙が出るように出来ています。
花粉症の場合この異物に当たるのが「花粉」です。
この花粉にはくしゃみ・鼻水などのアレルギー症状のもととなる「抗原」と呼ばれる物質があり、水に濡れた時にその物質が飛び散ります。
体内に抗原が入ってくると、肥満細胞(マスト細胞)が花粉から体を守ろうとして「ヒスタミン」や「ロイコトリエン」という名前の化学伝達物質を出します。
この物質が体の様々な部分を刺激して、花粉症の諸症状を引き起こしています。
これは、「花粉=異物だ!」と体に認識されたときから起こり、まだその認識がされていない人が花粉症ではない人、ということになります。
2018年の調査によると、全国の花粉症率は40%。最も花粉症の人が多い都道府県は「群馬県」で驚異の51.7%!
もはや半分以上の方が花粉症です!
最も少ないのは「沖縄県」で6.9%。2番目に少ない、「北海道」の20.9%に比べてもかなり少ないです。
スギ花粉は風に乗って100km以上もの距離を運ばれ、東北地方のスギ林から風で飛んできた花粉に関東圏の方々はやられているようです。
北海道は風による花粉襲来の危険も少なく、かつスギ林の面積も少ないため有症率が低いのだと考えられます。
AIで花粉を予想
「株式会社フォーチュン」が出しているサービス「AI花粉予報」は、花粉粒子の拡散専用に最適化されたシミュレーターを使用している高精度の花粉飛散予想システムです。
※「AI花粉予報」は、こちらからご覧いただけます。
AI花粉予報は、2km四方のエリアごとにスギ・ヒノキ植生分布、地形データを把握し、スギ生態モデルによって着花量や開花時期、花粉放出量を予想、気象庁から入手する気象データを使用し気象シミュレーションを行います。
様々な情報をAIによって誤差を補正し、より正確な花粉飛散予報を得ることができます。
スギやヒノキは「生き物」であり、定義された方程式通りの挙動を示すわけではありませんし、大気の運動方程式は僅かな変動に対しても予想不可能な動きを示します。
これらの不確定性を、AIを使用し長期間にわたってシミュレーションを繰り返すことで、様々なパターンを学習し結果の精度が向上します。
AIをはじめ、未来技術を利用して多くの人々が課題としていることを解決し、今後の社会はますます便利なものになっていくかと思います。
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