これからの投資はこれだ!世界1,500機関以上が選ぶESG投資

SDGs

これからの投資はこれだ!世界1,500機関以上が選ぶESG投資

こんにちは。TabiOです。

今回はESG投資について紹介したいと思います。

以前の記事で、SDGsを企業がどう取り組むべきかのガイドラインとして、SDG Compassを紹介しました。
指針は存在しているものの、協会でのイベントで、人的、資金的な余裕がないので、SDGsの取り組みになかなか着手できないという課題をたまに聞きます。
そこで、今回は投資の手法として注目されているESG投資について紹介します。
この記事で企業の資金調達に少しでも役立てればと思います。


ESG投資とは

ESGとは、環境(Environment)、社会(Social)、企業統治(Governance)の頭文字を取ったものです。
投資の意思決定において、従来型の財務情報だけを重視するだけでなく、ESGも考慮に入れる手法のことを「ESG投資」と呼んでいます。
ESGという言葉が知られるようになったのは、2006年に国連のアナン事務総長(当時)が機関投資家に対し、ESGを投資プロセスに組み入れる「責任投資原則」(PRI、Principles for Responsible Investment)を提唱したことがきっかけで、世界で広く認知されるようになりました。
ESGへの配慮が希薄な企業は、大きなリスクを抱えた企業であり、長期的な成長ができない企業だということを自ら露呈しているという認識が広まりつつあります。

ESG投資の広がり

ESG投資の流れを裏付ける大きな活動のひとつが上記でも紹介した責任投資原則(PRI)です。
責任投資原則は、国連が提唱し、国連機関である国連環境計画(UNEP)と国連グローバル・コンパクト(UNGC)が推進している活動指針で、アセットオーナー(資産の保有者となる機関や組織)等に向けて下記の6つの原則を定めています。

  1. 私達は、投資分析と意志決定のプロセスにESG課題を組み込みます。
  2. 私達は、活動的な株式所有者になり、株式の所有方針と株式の所有慣習にESG課題を組み入れます。
  3. 私達は、投資対象の主体に対してESG課題について適切な開示を求めます。
  4. 私達は、資産運用業界において本原則が受け入れられ、実行に移されるように働きかけを行います。
  5. 私達は、本原則を実行する際の効果を高めるために、協働します。
  6. 私達は、本原則の実行に関する活動状況や進捗状況に関して報告開示します。

上記のように署名している機関がESG課題に取り組んでいるかどうかが原則に盛り込まれており、投資の際の重要な要因として位置付けられています。

既に責任投資原則は、世界1,500機関以上のアセットオーナー等が署名しており、世界最大の年金基金である日本の年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)も2015年9月に署名をしました。
今やESG投資は特殊な投資手法という位置づけから、一般的な投資手法へと変貌を遂げ、広がり始めています。

企業におけるESG投資

企業としてどのような動きをするとESG投資を受けやすくなるのでしょうか。
日経エコロジーによると下記の3項目が重要だと言っています。

  1. 自社の製品・サービスをSDGsとひも付け
  2. 製品・サービスが社会や環境にもたらす効果を評価
  3. その効果が自社の経済的メリットにどのようにつながるのかを明記して投資家へ伝える必要がある

上記にあるように、現在の事業活動をSDGsや環境・社会面の影響という観点から再度評価してみると投資の受けやすさがわかるかもしれません。

つまり、事業を行えば行うほどSDGsに貢献し、社会や環境も持続可能な状態を保つことができ、利益も出せるという根拠が対外的に発信できればどんどん投資を受けることが可能です。

しかしながら、現実的にはいきなり全てを満たすことは難しいと思います。
まずは、SDGsを知り、事業活動とSDGsがどういう関係になっているのかを紐づけていくところから始めるのが良いかと思います。

企業内でも横断的な活動が必要

規模が大きな企業であれば、企業の社会的責任(CSR:Corporate Social Responsibility)としてESGの活動をしているところも多いと思います。
また、ESGでは社会に対してどのような価値を創造しているかも問われるため、共有価値の創造(CSV:Creating Shared Value)という側面も関係しています。

そうなると大多数の企業は、ESGはIR部門、CSRはCSR推進部、対外発信は広報部、CSVは事業部門など担当が分かれているため社内の調整も難しくなりがちなので、それに応じた人材やプランが必要になるかもしれません。
事業規模が小さい企業であれば、経営層と距離が近い場合が多いと思いますので、資金調達のための事業戦略として盛り込むよう自ら提案していくのも効果的だと思います。
ESG、CSR、CSV、SDGsの関連性や違いを理解し、社内を牽引していく人材が今後は求められてくると予想できます。

まとめ

世界的にもESG投資が広まり始めている状況で、持続的に発展する企業として、どんな取り組みを行う必要があるのかを考えてみると良いのではないでしょうか。

私たち未来技術推進協会では、企業、大学、投資家を結び、社会課題を解決するというビジョンのもと、SDGsを知るためのMeetupやSDGsゲーム、アイデアソン等様々なイベントを行なっています。
SDGsについて知りたい、どんなアクションをすれば良いのか検討したい等、一緒に課題を考え、解決していければと思います。

以上、TabiOでした。


参考サイト