新たな相棒?ペット×AI
こんにちは。鈴木彩です。
私達を癒やし、笑顔にしてくれるペット達。
もはや家族の一員となっている方も多いのではないでしょうか。
私も実家に猫を2匹飼っていますが、携帯のデータフォルダやインスタグラム内には猫の写真でいっぱいなほど溺愛しております。
さて、今回はペット×AIについて紹介していきます。
1999年、ソニーより「AIBO(アイボ)」というペットロボットが発売されていたのをご存知でしょうか?
通信機器を使わずとも独立して動く犬型のペットロボットです。
「見つめられる」、「撫でられる」といった動作に対して「しっぽを振る」、「座る」など顔認識技術と触感センサーのシンプルなAIを用いて人とコミュニケーションができることで脚光を浴びました。
しかし、2006年、アジアメーカーとの激しい競争による業績不振のため、AIBOなどの家庭用ロボット事業の撤退によりに多くの人に惜しまれながら生産終了してしまいました。
そして、なんと!
2018年1月11日、わんわんわんの日に「aibo(アイボ)」として約12年ぶりに復活しました!
その背景には日本でAIを用いた家庭用の製品(音声を認識して家電を動かすAIスピーカーなど)が登場していることがあります。ソニーはメーカーとして、小型モーターなどを利用してロボットを細やかに動かす技術や、カメラ用の画像認識技術など、培ってきた技術があります。その技術にAIを応用することでロボット事業に再び参入することに決めました。
「aibo」はその先駆けとなる製品なのです。
基本的な仕組みは旧型の「AIBO」と変わりませんが、新しい「aibo」は鼻と背中のカメラや体中にセンサーが搭載されたことで部屋の間取りや物、人を認識することが可能になりました。障害物にぶつからず、目的地まで最短距離で移動できたり、人の顔を認識して近寄ったりすることができます。また、頭や背中を撫でることで喜怒哀楽を表現することもできます。
そして、「aibo」は通信機能を備え、クラウドのデータベースに情報を蓄積するため、ほかの「aibo」から提供される情報も活用しながら学習し、環境や人に合わせてふるまいを覚え飼い主の顔を覚えることはもちろん、性格が変化したり、相手によって行動が変わるなど個性的に成長していきます。
狂おしいほどかわいい「aibo」がきゅんきゅん泣く動画
また、「aibo」以外にもAIを備えたペットロボットは多数存在します。
ソフトバンクからは台湾のロボットメーカー「WowWee(ウーウィ)」から開発された「Meet CHiP(ミート チップ)」というロボットが販売されています。
搭載されているAIによって褒められた行動を積極的に行ったり、逆に叱られた行動をしなくなったりと性格も変化します。また、障害物を避けて歩いたり、音声を認識して「おすわり」や「ふせ」などのポーズを覚えます。
ミートチップ、ウーウィから
タカラトミーからは「COZMO(コズモ)」という小型のロボットが発売されています。
このロボットもAIを搭載しており、その場の環境を見て自分で状況を判断し、喜怒哀楽などの感情をしぐさや声、表情、動きなどで豊かに表現することができます。
また、覚えている人の顔を認識して名前を呼んだり、じゃれたり、遊びに誘ってきたりします。
いかがでしたでしょうか?
AI搭載のペットロボットはマンションに住んでいる方や、動物アレルギーの方、など、様々な理由でペットを買うことができない方には、癒やしとして良き日常生活の良きパートナーとなる可能性を十分に秘めていると言えそうです。
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