世界を救える?SDGsの目標12と企業の取り組み

SDGs

世界を救える?SDGsの目標12と企業の取り組み

こんにちは。TabiOです。

前回の記事ではSDGsの日本の取り組み状況について紹介しました。
今回の記事では、「目標12 つくる責任つかう責任」にフォーカスし、事例として株式会社セブン&アイ・ホールディングスの取り組みを紹介します。


前回までのおさらい

SDGsとはSustainable Development Goalsの略で、日本語では、持続可能な開発目標と訳されています。
2015年9月の国連持続可能な開発サミットで採択されました。
SDGsは2030年を期限とする17の目標と169のターゲットから構成されている目標です。
詳しくはこちらの記事をご覧ください。

日本は「SDG Index and Dashboards Report 2017」の評価(2017年5月時点)によると、世界11位の評価を得ています。
順調そうに見える日本ですが、課題はまだまだたくさんあり、特に下記目標については達成には程遠いという厳しい評価になっています。

目標5:ジェンダー平等を実現しよう
目標12:つくる責任つかう責任
目標13:気候変動に具体的な対策を
目標15:陸の豊かさも守ろう
目標17:パートナーシップで目標を達成しよう

上記の目標に対する取り組みが今後は重要になってくると思います。
今回、特に課題となっている「目標12 つくる責任つかう責任」にフォーカスしていきます。

世界を救える日本の食品廃棄物量

目標12のつくる責任つかう責任は、持続可能な生産消費形態を確保することが目的とされています。

持続可能な生産消費形態を確保するとは、主に次のような取り組みや意識改革のことを指しています。

  • 天然資源の持続可能な管理と効率的な利用を達成する。
  • 小売・消費での一人当たり食料廃棄を半減させ、生産・サプライチェーンの食品ロスを減らす。
  • 人々が持続可能なライフスタイルに関する情報や意識を持つようになる。

資源に対して適切な消費を行うことや消費者が知識や意識を持つことが重要になってくる項目です。
SDG Index and Dashboards Report 2017によると、日本は目標12の中でも食品ロスについて特に改善が必要と記載されています。
一般社団法人 環境パートナーシップ会議が発行している「パートナーシップでつくる私たちの世界」によると日本の食品廃棄物量は年間1,700万トンです。そのうち本来食べることができる「食品ロス」が500万トン〜800万トンもあります。
これは世界の食料援助量である390万トンの2倍近くも廃棄していることになります。
日本の食品流通量を適正化することができれば、食料援助量はさらに増やすことが可能となり、飢餓の撲滅に大きく貢献できる可能性があります。
食品ロスは企業と一般家庭の割合は約半分ずつのため、双方で活動を行い目標を達成していくことが大事です。

企業の取り組み

日本の食品ロスの現状について簡単にお伝えしましたが、ここからは企業がその問題に対してどのような取り組みを行なっているのか。
株式会社セブン&アイ・ホールディングスの取り組みを紹介します。

株式会社セブン&アイ・ホールディングス

小売業界の企業で、誰もが知っているセブンイレブンやイトーヨーカドーを傘下に持つ企業です。
セブンイレブンジャパンの公式サイトによると2016年のセブンイレブンの売上高は約4兆5,000億円、店舗数は19,422店舗という大企業です。
食品廃棄物の削減について、販売方法・商品などで工夫をしています。
例えばイトーヨーカドーはバラ売り・量り売りを導入して、消費者が必要な分だけ購入できる仕組みにしていたり、2008年からセブンファームを活用して、飼料化・肥料化の取り組みを行なっています。

店舗から出た食品残渣(しょくひんざんさ)を肥料化し、その肥料を使って栽培した野菜を店舗で販売する循環型農業を行なっています。
セブンイレブンでは、素材や製造工程、温度管理を見直すことで、味や品質を落とさずに従来よりも長い消費期限を可能にしたチルド弁当を開発し、長鮮度の商品開発をすることで食品廃棄量の削減を行なっています。
他にも様々な取り組みを行なっているのですが、より詳しく見たい方は下記「参考」にあるHPをご覧になって見てはいかがでしょうか。
セブン&アイ・ホールディングスはセブンイレブン、イトーヨーカドー、デニーズ等事業規模も大きく、食品流通量も多いため、その企業努力が持続可能な生産消費形態の確保に大きく貢献していくと思います。

最後に

いかがでしたでしょうか。
今回はSDGsの「目標12つくる責任つかう責任」にフォーカスし、事例としてセブン&アイ・ホールディングスの取り組みについて紹介しました。
様々な企業が努力をして改善に努めていますが、消費者側も取り組みを行い初めて目標達成に近づくため、私たち消費者も適切な量を購入したり、適切な消費について考えて見てはいかがでしょうか。
次回もまたSDGsの取り組みについて紹介したいと思います。
未来技術推進協会では、SDGs×テクノロジーをテーマにアイデアソンを開催したり、様々な企業様と連携して、SDGsを推進する活動もしています。共に貢献できればと思います。

以上。TabiOでした。


参考