1/18(土)にSDGsファシリテーター研修を実施しました!
クラウドファンディングで成功した【SDGsを自分ゴト化するSDGsボードゲーム】のファシリテーター認定研修4回目を実施し、5名の新たなファシリテーターが誕生しました。
(一社)未来技術推進協会が2020年1月18日(土)に実施した『SDGsボードゲーム ファシリテーター認定研修』を報告します。
クラウドファウンディングからの研修はこれで4回目の実施となりました。
本研修は2019年9-11月のクラウドファウンディング(CAMPFIRE)で成功したプロジェクトのリターンになります。
2, 3, 4月の研修は、ページ下部「お問い合わせ先」へご連絡ください
写真:CAMPFIREでの本プロジェクト
■会場
今回は、渋谷区国連大学内にあるGEOC(地球環境パートナーシッププラザ)のオープンスペースにて実施いたしました。
GEOCは1996年10月にオープンし、NPO・企業・行政など多様な主体による環境パートナーシップ促進を目的として活動しています。
非常に開放的で、とても広いスペースでした。
写真:会場となったスペース
■参加者
都合が付かずキャンセルの方もいらっしゃいましたが、最終的に5名の受講者にご参加いただきました。
大手企業の方からNPO、そして学生の方など幅広い立場の方で構成されました。
毎回メンバーが異なり、その時の雰囲気があるのですが、今回は遠方からのご参加者も多く、それぞれの意気込みを感じることができました。
■スケジュール
当日は、以下のスケジュールで研修を実施しました。
▼第一部(インプット)
- SDGsのインプット
- SDGsボードゲーム体験&振り返り
▼第二部(アウトプット)
- ボードゲームのファシリテーション練習
休憩中にも参加者同士で自身の活動紹介や情報交換をされており、活発なコミュニケーションが見られました。
■SDGsのインプット
まず、世界に関するクイズを通じて、世界に存在する事実をお伝えし、まだまだ残っている課題がある一方で、ここ数十年で良くなった事実もあることをお伝えいたしました。
図:クイズの答えを考えている参加者
また、SDGsの歴史的な背景から、17ゴールの概要、そしてSDGsでの大切なポイントを3つにまとめてお伝えいたしました。
SDGsは聞いたことはあるものの、その中の動向や、世界における日本の立ち位置などを、改めて学ぶ時間になったのではないかと思います。
図:クイズに答えている参加者
■SDGsボードゲーム
未来技術推進協会のSDGsボードゲームは、「SDGsを自分ゴト化する」を目的に、楽しく具体的事例をアクティブラーニングできるゲームとなっております。
時間とお金を使い、「SDGs17ゴールのスコアを上げる」と「自分自身のランクアップ」の2つの達成を目指します。
学生から大人まで楽しめる内容となっており、今回もゲームの参加経験が2回目以上の方も初めての方もいらっしゃいましたが、それぞれ色んな気づきを得られた時間となりました。
図:SDGsボードゲームの体験
ゲームを進める中で、カードに記載されたSDGsの事例について議論をする場面や、参加者同士で協力し合う場面などが自然と生まれ、SDGsの大切な要素を体感していただけたように見受けられました。
また、今回は皆さんファシリテーターを目指すためにご参加いただいていることもあり、ルールの解釈や事例の背景などを講師の村口に質問するなど、非常に積極的に取り組まれていました。
図:ボードゲームの活用方法について積極的に議論している様子
■振り返り
ゲームの後は、体験を通じて感じたことを共に振り返り、気づきをさらに深めていただきました。
同じ空間で同じゲームを行なっているのに、感じた/記憶に残ったことが異なっており、視野を広げる時間になったかと思います。
「ミッションは全て解決していこうと考えていた」や「話し合いながら解決するミッションを決めていくことが大切だ」のように、ゴール達成の戦略的な感想から、
「自分の役割を具体的に考えて参加すると、また違ったゲームになりそう」のようにボードゲームの活用についての感想が出ました。
ちなみに今回は、目標12と17のスコアが最大になっており、参加者の潜在的な興味があったのかな、と感じました。
このように、参加者のSDGsへの考え方がゲーム結果に表われることも、本SDGsボードゲームの特徴でもあります。
■ファシリテーターの練習
午後は5人にそれぞれファシリテーターの練習をしていただきました。
練習では、予めお渡ししていたスライドを元に、各々が自分のスタイルで、工夫しながら説明されていました。
図:ファシリテートの練習風景
また、練習の合間に、参加者同士でファシリテートに対してフィードバックをされ、短時間の中でも改善点が出てきて、非常に濃い練習時間となりました。
■まとめ
今回の研修では、新たに5名のファシリテーターが誕生しました。
アクティブラーニングをベースとした研修にしていることもあり、参加者の方々が互いに積極的に学びや気づきを深められており、非常に良い時間となったのではと感じました。
図:新たに誕生した公認ファシリテーター(左は弊協会の草場代表)
私たちとしても、SDGsに関して活動する中で、自分ゴトとして考えることの大切さを改めて感じられた時間となりました。
未来技術推進協会としても、テクノロジーによる社会課題解決をさらに盛り上げられるよう、引き続き活動をしてまいりたいと思います。
一緒に盛り上げていただける方、ご自身でもファシリテートしてみたいという方、同じ思いの仲間をお待ちしております!
以下「お問い合わせ先」へご連絡お願いいたします
【開催概要】
日程:2020/1/18(土)10:30-16:00
参加者:5名
会場:地球環境パートナーシッププラザ(GEOC)
http://www.geoc.jp/access/#geoc
【団体概要】
団体名:一般社団法人 未来技術推進協会
代表理事:草場壽一
所在地:東京都千代田区神田練堀町3 富士ソフト秋葉原ビル12F
DMM.make AKIBA Base 2610
事業内容:講演会やワークショップ等の交流イベントの開催。最新技術、SDGs関連の情報発信活動、課題解決型のプロジェクト推進。
【お問い合わせ先】
一般社団法人 未来技術推進協会
担当:山田
TEL:090-7505-1923
E-mail:info@future-tech-association.org
■SDGsとは
Sustainable Development Goalsの略称で、日本語では「持続可能な開発目標」と訳されています。
2015年9月の国連持続可能な開発サミットで採択され、「誰も置き去りにしない」を基本理念に国際社会が2030年までに達成を目指す17の目標と169のターゲットから構成されています。
■SDGsボードゲーム「Sustainable World BOARDGAME(商標登録済)」
すごろくのように日本中を回りながらSDGsに関するミッションを解決し、SDGsの達成を目指します。
多くの活動事例に触れながら、協力の大切さやトレードオフの難しさなどを体感することで、SDGsへの理解を深めることができます。
○ボードゲームの特徴
・SDGsに関する活動事業を楽しくたくさん学べる
・アクティブラーニングでSDGsのポイントを深く理解できる
・SDGsを自分ゴト化し、課題解決の思考力を養うことができる
○2つのゴール
・SDGsの各17目標のスコアをアップする
・自身の所属団体をランクアップさせる