【6/11開催】富士通デザイン様 SDGs研修
2019年6月11日(火)に富士通デザイン株式会社向けにSDGs研修を実施した内容を報告します。
富士通デザイン株式会社では、デザイン業務を進める上での視点の1つとしてSDGsを意識しており、
更に「企業に所属しているからこそできる社会貢献の意義を考えたい」「自社の強みを活かし新たな事業アイデアを創出したい」という意欲に溢れた社員が集まって研修をおこないました。
目次
- SDGsとは
- 会場・参加者
- SDGsインプット
- ボードゲーム
- ワーク
- 意見交換
- まとめ
SDGsとは
国連が掲げている持続可能な開発目標(Sustainable Development Goals:SDGs)のことです。「誰一人取り残さない-No one will be left behind」を理念として、17の目標と169のターゲットから構成されています。
本協会は、「テクノロジーで社会課題を解決する」というビジョンを掲げ、テクノロジーの活用とSDGsの推進をしております。
会場・参加者
今回は、研修ということもあり富士通デザイン株式会社のミーティングルームにて実施しました。
デザイナーの方が多いからかとてもクリエイティブで生産的かつ積極的な意見が出てきました。総勢22名の方が参加されました。
SDGsインプット
未来技術推進協会の保科がファシリテーターとして研修をすすめていきました。
今回は、SDGsについては基本的にご存知の方ばかりとのことで概要だけでなく少し掘り下げた169のターゲットに注目して話を進めました。
取り組んでいるものが単純に17の目標ではなく、169のどのターゲットに関わっているのかをしっかり落とし込むことと、それぞれの目標が繋がっていることも含めてゲームとワークを通して伝えていきました。
ボードゲーム
本協会が開発したSDGsが学べるボードゲームをみんなでプレイしました。
本ゲームでは、プレイヤーは大学、大企業などの役割に分かれ、SDGs達成に向けて、様々なミッションに取り組んでいきます。
ゲームのゴールは、
①SDGsの17目標全てのスコアを最大にする(SDGsの達成)
②それぞれのプレイヤーがランクアップする(自己成長)
の2つになります。
しかし、ミッションに取り組むための予算が限られていたり、他プレイヤーと協力することで可能なミッションもあるなど、現実に即した様々な制約があるため、ゴールを達成することは一筋縄ではいかない設計となっております。
保科からボードゲームを作成した背景やルールについて簡単に説明した後、4グループに分かれてゲームを開始しました。
ゲーム中は、どの卓も大いに盛り上がり、笑いもありながら、各々で活発に議論しながらゲームを進めていました。
このボードゲームの特徴として、グループ毎にSDGsの達成度合いが異なるため、それぞれ違う世界が生まれることがゲーム終了時にわかります。ディスカッションを通じて、どんな選択をすると違いが生まれるのか等を学ぶことができます。
今回はすべてのプレイヤーがランクアップを達成しているところもあれば、していないところもあり、その代わりに協業の数は人一倍のところがあったりと卓によって結果が本当に様々でした。
プレイヤー個々の行動も様々で、自分たちのこれからの行動についてより深く考えるきっかけになったように感じます。
ワーク
ボードゲームを終えた後は、169のターゲットに着目して身近で感じている課題の洗い出しとその原因は何かを考える時間をとりました。
その原因をどうやったら解決できるのか、日々の業務から会社の技術・ノウハウを用いてどうやってできるかアイデアを出し合い、意見交換では様々なものが出てとても有意義な時間になったのではないでしょうか。
まとめ
参加者のアンケートから、「SDGsとは一見関係が無いような日常の課題(働き方等)も、切り口を変えてみたらSDGsと繋がってたりするので、その視点で業務を眺めてみます」
「ワークショップでSDGsと顧客の課題を合わせて深堀できそう」
などより業務に対する意識の変化、具体的な行動の変化に繋がるような評価をいただきました。
ゲームの複雑さや更なるビジネス展開に向けてなどより良くするための貴重なご意見もいただき協会としても成長につながるとても良い機会となりました。
本協会は、研究者、投資家、起業家、企業、新しい技術に興味を持つ社会人からなるコミュニティーを形成し、テクノロジーを通した社会問題解決に努めます。
ご参加いただいた富士通デザイン株式会社の皆さま、本当にありがとうございました。
【開催概要】
日程:6/11(火)13:00-16:00
参加者:22名
会場:富士通デザイン株式会社
神奈川県川崎市中原区下沼部1812-10 富士通小杉ビル
【お問い合わせ先】
一般社団法人 未来技術推進協会
E-mail:info@future-tech-association.org