講演会&アイデアソン開催(一般社団法人・蒲郡青年会議所)

今回、蒲郡青年会議所にて、講演会&アイデアソンを開催しました。
5/17(金) 14時から17時の3時間で、構成は以下です。

時間 内容
14:00〜15:10 Society 5.0に関しての講演
15:20〜16:50 蒲郡市の課題を解決するアイデアソン

若手の方の参加が非常に多く、新しいことをどんどん吸収したい、市の課題を解決したいというエネルギーに満ちた会となりました。

はじめに

今回は、蒲郡青年会議所地域活性化委員会、委員長の加藤様よりお話を頂きました。
蒲郡青年会議所地域活性化委員では、持続可能な地域経済の発展を目標に、愛知県蒲郡市の大多数を占める中小企業の従業員に焦点を当て、変化に柔軟に対応できる人材育成を実施されています。
そのために、政府の施策でもあるSociety 5.0について理解を深め、未来社会について考えていただきたいという想いから、未来技術推進協会が実施している持続可能性とテクノロジーという観点を取り入れたアイデアソンに注目いただきました。

加藤様との打ち合わせを通して、蒲郡青年会議所に最適なワークを設計し、当日に臨みました。

当日に関して

20代から40代中心に、約50名集まっていただきました。5人1組のテーブルに分かれて、各テーブルには青年会議所にて中心的な役割を務めている方が1名ずつ座っていただきました。弊協会からの発信という一方的な形式ではなく、蒲郡のことをよく知る方々のお力を借りながら会を進めていきました。

はじめに1時間、弊協会の事業開発チームのリーダーを務める宇野より、さまざまな事例を交えながら、日本政府の進めるSociety5.0に関する講演をおこないました。宇野は富士ゼロックスから独立し、フリーランス のAIエンジニアとして現在活躍しているため、実際のAIの現場からみた話が多数ありました。
参加者の方々も熱心にメモを取っており、新しい情報を吸収しようという意欲に満ちておりました。

休憩を挟み、90分のアイデアソンを実施。テーマは、「蒲郡市の企業が抱える、人材不足問題を解決するには?」です。

まず、ブレインライティングという手法を用いて、このテーマに関する解決法を自由に発想していただきました。それをグループディスカッションを通して深掘りし、最後に一人一人が、出したアイデアを1枚の紙にまとめる形式を取りました。

グループディスカッション中は、各テーブルに座っている蒲郡青年会議所の方々がリーダーシップを発揮してくださり、円滑な議論ができました。

今回参加者の方々は、各ワークに対する熱量が非常に高いのが特徴的でした。
ファシリテーターの宇野も、「ファシリテーター側としてぞんぶんに楽しめました。今回の参加者の方々は、お互いに初めて顔を合わせる方々も多かったと伺っていますが、そのようなことを感じさせないほどの活発な議論がなされました。お互いのアイデアに対して敬意を払いながら自分のアイデアに取り入れる様子がとても印象的で、この方々とアイデアソンをやれたことはとても嬉しく感じております。」と話していました。

アイデアソンの最後に、各自が考えたアイデアを書いた用紙1枚1枚を参加者全員が見て、良いと思えるアイデアに投票してもらいました。もっとも投票数の多いアイデアを3つ選んで、前でプレゼンテーションをしてもらい、表彰を行いました。

1位の方のアイデアは、VRを使った職業体験。蒲郡での仕事をVRを使って積極的に発信、体験してもらうことにより、魅力を伝えるというアイデアです。人口が減少する中で、企業自ら情報を発信し、さらにVRを使ってリアルに伝えていく、という発想はとても重要だと思っております。

表彰後、蒲郡青年会議所から、今日でたアイデアをここで終わらせず、ハッカソン等を通じて形にすることが大切というお話をいただきました。この点、弊協会もそのように感じており、今後の展開が楽しみです。

全体を通して

蒲郡青年会議所の方々とは、事前に何度も打ち合わせを重ねてきました。当日も自ら会を盛り上げる姿を見て、この講演会&アイデアソンに対する積極的な姿勢にとても刺激を受けました。

参加者の方々も、積極的に新しい情報を取り入れようとされており、ワーク中にさまざまな他者の意見を取り入れようとする柔軟さが印象的でした。

今回はアイデアソンまでとなりましたが、上記があれば、さらに進めて蒲郡青年会議所発信での新たな取り組み、新たなビジネスが加速することを確信しております。