SDGs目標12を満たすライフスタイル!エシカル消費とは?
こんにちは。TabiOです。
突然ですが、「ethical(エシカル)」という言葉は聞いたことがあるでしょうか。
日本語に翻訳すると「倫理」という意味なのですが、実はSDGsの目標12「つくる責任つかう責任」の中で、エシカル消費という価値観が近年重要になってきています。
今回の記事では、エシカル消費について紹介したいと思います。
SDGsの目標12については「世界を救える?SDGsの目標12と企業の取り組み」にも記載していますが、軽くおさらいから。
SDGsの目標12「つくる責任つかう責任」とは?
目標12のつくる責任つかう責任は、持続可能な生産消費形態を確保することが目的とされ、主に次のような取り組みや意識改革のことを指しています。
・天然資源の持続可能な管理と効率的な利用を達成する
・小売・消費での一人当たり食料廃棄を半減させ、生産・サプライチェーンの食品ロスを減らす
・人々が持続可能なライフスタイルに関する情報や意識を持つようになる
資源に対して適切な消費を行うことや消費者が知識や意識を持つことが重要になってくる項目です。
では、このつくる責任つかう責任に関係があると言われているエシカル消費がどのようなものなのかを紹介します。
エシカル消費とは?
エシカル消費とは、一般社団法人エシカル協会によると「人と社会、地球環境のことを考慮して作られたモノを購入あるいは消費する」と定義されています。
結構当たり前のことだなと感じたのですが、これを意識してモノやサービスを購入している人ってどれくらいいるでしょうか?
というか「これどうやって判断して購入したらいいの?」って思う人も多いのではないでしょうか。
ここがSDGsの目標12について日本が抱える大きな課題の一つとなっており、エシカル消費を普及させることが重要になってきます。
エシカル消費を始めてみよう!
前節で書いたように結局どうやって判断して購入したらいいの?という疑問が浮かんだ方は、目標12の「人々が持続可能なライフスタイルに関する情報や意識を持つようになる。」ということに一歩貢献しようとしています。
素晴らしいですね!
エシカル消費という言葉自体は初めて聞いた人でも、「フェアトレード」という言葉は聞いたことがあるのではないでしょうか。
実はフェアトレードもエシカル消費の1つの種類だと考えられています。
フェアトレードは、途上国で作られた作物や製品を適正な価格で継続的に取引することによって、生産者の持続的な生活向上を支える仕組みのことで、エシカル消費と言われています。
他にも身体にハンディキャップを持つ方が作った製品寄付付き製品も存在しており、その商品を購入することも人や社会のことを考慮したエシカル消費になります。
人や社会だけでなく、地球環境のことを考慮された製品もあります。
例えば、エコマーク付き製品、オーガニック製品、省エネ、低炭素製品や以前の記事でも取り上げた持続可能な森林認証がついてる製品を購入することが環境に配慮したエシカル消費になります。
自然エネルギーを利用することや、地産地消(地域で採れたものをその地域で消費する)もエシカル消費になります。
私が子供の頃そうでしたが、近所のおばちゃんが野菜をくれたり、農家さんの近くで売っている直売所で購入するのも実はエシカル消費ということになるのです。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
エシカル消費という言葉を聞くと、全く知らないことのように聞こえたかもしれませんが、実は結構身近にあることだったりします。
毎日エシカル消費をするのは難しいかもしれませんが、週に1回とか月に1回くらいはパッケージの裏を見てマークを探す等、意識して購入してみるのはいかかでしょうか。
SDGsの目標12つくる責任つかう責任は、企業側が人、社会、環境に配慮した製品をつくることも大事ですが、私たち消費者にもつかう責任があるため、お互いに努力をして目標を達成していければと思います。
以上、TabiOでした。