海外から学ぶディーセントワーク〜真の働き方とは〜

こんにちは!遠野駆です。
5月1日から新元号の令和になり、新しい時代の変化を感じますね。今回は、世界的にも重要なテーマとなっている「働き方」について、日本と海外の違いや考え方の観点から紹介します。
今まさに日本では、2018年6月に可決された「働き方改革関連法案」を受けて、「働き方改革関連法」が今月から順次施行されていきます。


ディーセント・ワーク(働きがいのある人間らしい仕事)

既にプレミアムフライデーや残業時間の是正など取り組みが行われていますが、それらを法的に定める動きがあるようです。厚生労働省のサイトから各種資料が公開されているので、ご興味ある方はぜひ参考サイトをご覧ください。労働者の待遇改善、テレワークや副業など柔軟な働き方に関する取り組みは、令和生まれの人にとっては当たり前になるかもしれませんね。
世界でも、持続可能な開発目標(SDGs)として定められた17の目標のうち、目標8「働きがいも経済成長も」として取り上げられ、1991年〜2015年の25年間で雇用全体で中間層が34%(約3倍)になるなどの成果が上がっています。中でも「ディーセント・ワーク」をキーワードに、仕事に対するやりがいが一つのテーマとして注目されています。

海外と日本何が違う?

働き方というと、しばしば海外と日本を比較して労働生産性に関する議論や評論を目にすることが多くあります。時間をかけることも時には必要ですが、限られた時間の中でどれだけ生産性を上げて成果を出すか、株式会社マイナビによる最近の若者の調査においても8割の方が「残業ゼロで成果を出すタイプ」が理想の上司と答えたそうです。
そんな大人になってからの働き方や仕事に対する姿勢は、遡れば学生時代に何を考えどう行
動してきたかが影響しているのではないでしょうか。

海外の進学事情や価値観

例えば、ドイツでは小学校が4年制のため10歳で自分の進路を決めます。フランスでも、大学入学前に必要な国家資格があり、普通、技術、職業バカロレアと呼ばれる3種類から選びつつ、取得後は基本的にはどの大学にも入学することができます。
同じく海外の学校と聞くと飛び級のイメージもありました。優秀な生徒が若くして博士課程へ進学するなど華やかな側面がある一方、学習スピードについて行けない学生に対しても、継続して学び続けられるよう最適な進度での学習環境を整えることができるようになっています。
特にオランダでは飛び級が当たり前で、飛び級した生徒に対するケアも充実しているとのことです。そうした環境のため、子供の頃から異なる年齢層と接することができるのも魅力的だと感じました。

まとめ

いかがだったでしょうか?人は多くの場合、自分の経験や知識から選択すると言われています。今回挙げた話はあくまで一例ですが、こうした社会的な要因によっても多大な影響を受けていると思います。

どういったキャリアを積んでいくのが適当なのか。逆に自分の学生時代を振り返ってどういう人に影響を受けてきたか、整理してみるのも面白いかもしれませんね。
最近は働き方に関する書籍も多数出版されており、世の中に溢れた膨大な情報から質の高い情報をとって、何をリソースとして生き方を選んでいくのかが、シンギュラリティなど技術革新目覚ましい今、個人としての分岐点かもしれません。
未来技術推進協会では、講座など学びの場を提供しつつ、プロジェクト活動を通して企業や団体に限らず個人のやる気や興味を掛け合わせて課題解決を目指しています。
講座のほか、LT会や各種イベントを開催しているので、皆さんのご参加お待ちしております!

参考