前回に引き続き、人間拡張学に関して、別の協会員が書きます。
2016年 リオデジャネイロ オリンピックが開催されたリオで、世界を驚かせた新記録が生まれたことをご存じだろうか? パワーリフティング 107キロ超級のシアマンド・マーラン選手(イラン)がベンチプレス310キロを記録した。 確かにすごい記録だが、この数字の何がすごいのか?
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前回の記事では、「超人スポーツ」について紹介しました。 専用のジャンピング装置を身につけて、マサイ族をも越えるジャンプ力を身につけながら相撲のように競う「バブルジャンパー」などのように、障害を補う目的を超えて人間の能力そのものを拡張するという目的の元に生み出された新しい分野が「人間拡張工学」というものです。
足には専用のジャンピングシューズを、体にはバブルサッカーに使われるバルーンを装置します。相撲のように選手同士がぶつかりあい、相手を先に倒すかエリアから出したほうが勝ちというスポーツです。
バルーンは、1.5メートル程度の大きさで10kg以上の重さの風船で、そのままでは自由に身動きが取れません。