SDGs達成のための各企業のコンテンツ・プロジェクト

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SDGs達成のための各企業のコンテンツ・プロジェクト

こんにちは。
飯田如です。
本記事では、SDGs達成に取り組んでいる企業のコンテンツ、取り組み事例を紹介します。


SDGs in Action SDGsを学ぶためのアプリ

Google Playでダウンロードできるアプリで、SDGs in Actionというアプリがあります。
このアプリは教育用のアプリで、SDGsの17の目標だけでなく、各目標におけるターゲット、目標に関する説明用ビデオ、キーとなる要素等SDGs を知らないという人に対しても、具体的に、目標を達成するために何をする必要があるのかを示してくれるアプリになっています。
次に企業のSDGs取り組み事例としまして、NGO団体のACEでの取り組み事例をあげます。

NGO ACE ACEの取組み

■ ACEとは?
ACE(エース)は、児童労働のない世界を目指す、NGO団体です。「2025年までにすべての形態の児童労働をなくす」事を目指し、児童労働をしている子ども・家族への直接支援、政府への提言、企業との協働、市民の啓発と参加機会の提供を行っています。

■ ACEのSDGs取り組み事例
ACEはBOP(Base of the Pyramid:ミドルクラスより所得の低い層)を対象としたビジネス立ち上げを支援する研修を提供しています。
富士通デザイン株式会社を対象とした研修の例では、PCM(プロジェクト・サイクル・マネジメント)手法のレクチャからロールプレイによる実践まで、国際協力の現場で培われたノウハウを提供しました。
富士通デザイン株式会社が現地においてその研修のおかげで有用な調査を行うことができ、より現実感のあるビジネスモデルの提案までつながっています。

マナティー里帰りプロジェクト 伊藤忠商事株式会社のSDGs達成に向けた取り組み事例

■ 伊藤忠商事株式会社がプロジェクトに取り組むまでの背景
伊藤忠商事は、社会貢献活動基本方針の一つとして「環境保全」を定め、環境保全活動を行い社会の持続的な発展に貢献しています。京都大学が国立アマゾン研究所と進めるアマゾンの熱帯林における生態系保全プログラム「フィールドミュージアム構想」を支援しています。
「フィールドミュージアム構想」では、日本が得意とする先端技術を利用して、保全のための研究や施設整備を日本とブラジルが共同で行い、これまで研究が困難だったアマゾンの水生生物(カワイルカ、マナティー)や熱帯雨林上層部の研究など、多様な生物や生態系に関する保全研究が飛躍的に進むことが期待されます。

■ 伊藤忠商事株式会社でのアマゾンマナティーの野生復帰に対する取り組み
伊藤忠商事株式会社では、マナティーにとって最適な放流方法の開発、確立を行っています。
また、放流後の行動を調査し、自然への適応を評価するための新たな手法の開発も行なっています。この活動により、伊藤忠商事株式会社は「持続可能な開発目標」(SDGs)の目標15で定められている生物多様性の損失の阻止にこの活動を通して貢献しています。

■ アマゾンマナティーとは?
アマゾンマナティーは大人ですと全長が2.8m、体重が480kgで南米大陸のアマゾン川とエキセボ川に生息しています。
水草などの水生植物が好物で、岸辺のの陸生植物や果実を食べることもあります。
一生を川の中で過ごし、息つぎなしで最大14分も水中にとどまることができます。

■ アマゾンマナティーの現状
絶滅の危機にあるアマゾンマナティーは、アマゾン川に生息する固有種です。過去の大規模な乱獲により生息数が激減してしまい、法律によって保護されている現在でもなお、食肉目的の密漁に伴う負傷等により、保護されるマナティーが後を絶ちません。
国立アマゾン研究所で保護されているアマゾンマナティーは約60頭(2016年1月時点)で、水槽内も飽和状態になっており、マナティー個体数回復の一環として、2008年に保護・飼育個体を再び野生へ戻す放流事業を立ち上げました。しかし、アマゾンマナティーは、2016年までに国立アマゾン研究所では4頭しかマナティーの放流を実施できていません。放流した飼育個体は、自然環境下で自力で餌を見つけて食べるのが難しいことが確認されており、衰弱して再び保護された個体もいます。さらに、アマゾン地域には雨期と乾期があり、雨が多く降る雨期には餌植物が豊富で、川での移動も容易ですが、雨が減少する乾期になると、川の水位が下がり、多くの支流が陸地となってしまうため、マナティーの移動は制限されます。この干上がった場所に野生のマナティーが取り残されることで死亡することも報告されています。乾期には餌植物の種類や量も激減することが知られており、このような環境変化を学んでいない飼育マナティーにとっては、放流後に野生へ適応するのは簡単ではありません。

まとめ

本記事では、アプリを用いたSDGs達成のための取り組み事例と、NGO団体と大手企業の取り組み事例として伊藤忠商事の取り組み事例を挙げました。
SDGs達成のために教育、低所得者層に対する支援、絶滅の危機にある動物の保護といった多岐に渡る事例があることがわかりました。
未来技術推進協会でも実践的な事例を踏まえた知識・ノウハウの提供や、企業同士、企業と研究者をつなぐことにより、民間企業や民間組織のSDGs推進につながる活動を支援しています。


参考サイト